「1億円ないと無理?」がずっと引っかかっていた
FIREや資産形成の情報を見ると、
「1億円が目安」「年利5〜7%前提」といった話をよく見かけます。
ただ、正直こう思っていました。
本当に、そこまで必要なんだろうか?
家族を持って、生活しながらでも成立する設計はないのか?
そこで今回は、
5年ごとに「資産」と「支出」を並べて、いくら必要かを試算してみました。
派手な前提は置いていません。
生活を崩さず、想定外が起きても戻れる設計です。
この試算の前提条件
家族構成(想定)
- 夫:32歳
- 妻:同世代
- 子ども2人
- 第1子:33歳時に誕生
- 第2子:35歳時に誕生
👉 教育費のピークは50代前半〜半ばになります。
現在の世帯資産(事実ベース)
夫
- 高配当株:1,750万円
- 投資信託(NISA):800万円
- 現金:250万円
妻
- 現金:2,000万円
👉 世帯合計:約4,800万円
生活費の前提
- 通常期:月22万円(年264万円)
- 教育費ピーク:
最大で年650万円(期間限定) - インフレ率:1.5%
- 実質利回り:3%(かなり保守的)
世帯のお金の入口(今の収入)
僕
- 会社員収入:年530万円
- 配当収入:年50万円
- 合計:年580万円(月約48万円)
妻
- 年収:450万円
- 現状:ほぼ全額貯金
* 世帯年収:約1,030万円
5年ごとに見る資産と支出イメージ(概算)
| 年齢 | ライフイベント | 世帯資産 | 年支出 | 状態 |
|---|---|---|---|---|
| 32 | 現在 | 4,800万 | 260万 | 貯蓄期 |
| 35 | 子ども2人 | 5,800万 | 300万 | 支出増 |
| 40 | 育児安定 | 7,500万 | 350万 | 安定 |
| 45 | 教育準備 | 8,500万 | 400万 | 余裕 |
| 50 | 教育費ピーク | 9,200万 | 650万 | 最大負荷 |
| 55 | 負担減 | 9,000万 | 350万 | 回復 |
| 60 | 教育終了 | 1.05億 | 280万 | 盤石 |
【32〜35歳】貯めるフェーズ
- 世帯資産:4,800万 → 約5,800万
- 年支出:260〜300万円
- 状態:共働き・余剰資金あり
👉この時期は無理に人生を変える必要なし
【36〜40歳】子育て初期・支出増「セミリタイヤ可能水準」
- 世帯資産:6,200万 → 約7,500万
- 年支出:350〜450万円
- 状態:妻がパート化の可能性
👉現金多めの意味が出てくる
【41〜45歳】一度落ち着く時期「セミリタイヤ達成」
- 世帯資産:約7,500万 → 8,500万
- 年支出:300〜350万円
- 状態:心理的にかなり楽
👉セミリタイヤを検討し始めてもいいライン
【46〜50歳】教育費の助走期間「FIRE可能」
- 世帯資産:8,500万 → 約9,200万
- 年支出:350〜450万円
- 状態:働き方は選択制
👉まだピークではないが、備える時期
【51〜55歳】支出ピーク(想定)「FIRE」
- 世帯資産:約9,200万 → 9,000万前後
- 年支出:最大600~700万円
- 状態:教育費が最も重い
ここが一番きつい
= ここを越えられる設計かどうかが全て
この設計では
- 現金
- 配当
- 必要なら一部取り崩し
で破綻せず通過可能。
【56〜60歳】一気に軽くなる
- 世帯資産:約9,000万 → 1.05億
- 年支出:260〜300万円
- 状態:教育費終了
👉ここで老後はほぼ確定
「1億円」は本当に必要か?
よく言われる目安と、今回の試算を並べるとこうなります。
- 6,000万円:生活は成立
- 7,500万円:かなり安心
- 9,000万円〜:自由度が高い
大事なのは「金額」ではなく
支出ピークを越えられるかどうか
なぜこの設計は破綻しにくいのか
- 教育費は一生続かない
- 現金を最初から多めに持っている
- 投資はNISA中心
- いつでも「働く」に戻れる
「増やすための投資」ではなく
「安心を長持ちさせるための投資」
最悪ケースを想定しても
- 自分が働かない
- 妻が働けない
- 教育費が最大
- 相場が低迷
👉それでも即破綻しない設計になっています。
また、もし妻の資産がなかったら?
仮に、
・世帯資産が 2,800〜3,000万円 スタートだった場合、
この計画はこう変わります。
- セミリタイヤは 55歳以降
- 教育費ピークまでは フルタイム継続
- 投資比率は下げて 現金厚め→配当株から投資信託の割合を多め
👉**「成立しない」**のではなく、**「スピードと余裕が変わるだけ」**です。
まとめ|いくら必要だったのか
今回の試算で分かったのは、
1億円を目指さなくても
5年ごとに確認すれば、ゆっくり安全に暮らせる
ということでした。
焦らず、煽られず、
生活を崩さない資産形成。
このブログでは、
そんな「静かなFIRE」を記録していきます。


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